男鹿市|男鹿加藤診療所

脳梗塞、脳出血などの脳卒中を始めとした脳血管疾患は死亡原因の4位、約8%を占めております（平成30年人口動態調査）。
場合によっては命に関わることもありますし、また様々な後遺症を起こし、日常生活に大きな支障を来たすこともあります。
脳ドックによって脳や血管をチェックし、将来の脳血管疾患発症を減らせるよう、今後の健康管理に役立ててみてはいかがでしょうか？

MRI装置：日立製作所社製APERTO Lucent 0.4T永久磁石型

頭部MRI検査とは
頭部の断層像（輪切り像）を写し出したものです。脳卒中の危険のある病変（かくれ脳梗塞、微小脳出血、大脳白質病変など）を始め、脳腫瘍、脳委縮など脳の異常を発見することが出来ます。

頭部MRA検査とは
脳の血管を全体像として写し出したものです。脳動脈瘤や狭窄、閉塞などの血管の異常を発見することが出来ます。

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〇脳ドックの検査内容と料金

◆ 検査項目

身体計測、血液検査	血圧、脂質、血糖などの脳卒中の危険因子を見る検査です
心電図検査	脳梗塞を引き起こす可能性のある不整脈の有無を見る検査です
CAVI/ABI検査	動脈の硬さと詰りの程度を見る検査です
頸動脈エコー検査	首の血管に超音波をあて、動脈硬化による狭窄・閉塞がないかを調べる検査です
頭部MRI検査	頭部の断層写真を撮影する検査です
頭部MRA検査	頭部の血管写真を撮影する検査です
簡易認知機能検査	60歳未満で認知機能に関して、気になるところがなければ、省略可能です

◆ 料金
30,000円
・所要時間は約1時間～1時間半。
・検診結果は、後日郵送でお送りいたします。
・所見のある方は、後日医師による結果説明を行い、追加検査や治療などを適宜ご相談させていただきます。必要ならば、かかりつけ医や総合病院への情報提供や紹介など、責任を持って対応させていただきます。

〇脳ドックを受けた方が良い方

下記に該当する方は受診をお勧めします。
40歳以上の方。
高血圧症、脂質異常症（高脂血症）、糖尿病、肥満、喫煙などの動脈硬化の危険因子がある方。
家族に脳卒中などの脳疾患の方がいる方。

〇注意事項

以下に該当する方はMRI・MRA検査をお受けいただくことが出来ません。

心臓にペースメーカー、ICD、CRT-Dなどを植え込んでいる方やリードが残存している方。
脳・脊髄などの神経刺激装置がある方や他体内電子機器をご使用中の方。
取り外し不可能な義眼や人工内耳・中耳をご使用中の方。
脳動脈瘤クリップや消化管止血クリップがある方。
子宮内避妊具がある方。

以下に該当する方はMRI・MRA検査時に注意が必要です。

血管内にステントが入っている方（留置後8週以内は検査を控える必要があります）。
補聴器や入れ歯や義手・義足を付けている方（取り外す必要があります）。
妊娠中の方、妊娠の可能性がある方（妊娠中は不必要な検査は控えることが望ましいです）。
刺青をしている方（火傷の報告があります）。
閉所恐怖症の方（当院はオープン型MRIになりますが、気になる方は事前にご相談下さい）。
検査当日は増毛パウダーやマスカラ、アイシャドー、コンタクトレンズ、口紅などの使用はお控え下さい。

脳ドックはあくまで特段の症状を感じていない方が対象となっております。不安な症状がある場合は脳ドックではなく、通常の診察、検査を受けるようにして下さい。
なおMRIでも装置の解像力には限界があり、全ての病変を検出出来るわけではありません。場合によっては病変の読み過ぎや見逃しなどの可能性があります。あらかじめご了承下さい。

〇画像診断について

当院では脳ドックの画像診断を放射線科専門医（京都大学医学部系列の医学研究向け病院）へ外部委託し、ダブルチェックしております。
安心して、検査をお受けいただければと思います。

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